PBXはオフィスの「電話交換機」!

PBXとは?ビジネスフォンとの違いを解説!

オフィスの電話といえば「ビジネスフォン」を思い浮かべる方がほとんどかと

オフィスの電話といえば「ビジネスフォン」を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、「PBX」という電話システムはご存知でしょうか?

ビジネスフォンはご存知でも、「PBXって何?」という方は多いですよね。

PBXとは?

ビジネスフォンとPBXともに基本は同じ電話システムなので、同じもののように感じられがち。
しかし、同じ電話システムといっても様々なポイントで違いがあるのです。

そこで今回は、PBXって何?についての説明と、ビジネスフォンとの違いをご説明いたします。
今後、オフィスで電話の導入を検討している方は、違いはしっかり把握して失敗のないようにしたいですね。

▶︎目次

1.PBXとは?オフィスの「電話交換機」!

「PBX」と英単語だけ見れば、車の車種と考える方は少なくないでしょう。

まず、PBXは「Private Branch Exchanger(プライベート・ブランチ・エクスチェンジャー)」の略語。
日本語訳では「構内交換機」ですが、一般的に小型の「電話交換機」を指しています。

PBXはオフィスの「電話交換機」!

イメージ的には、NTT局舎に置かれている電話交換機を小さくしたもの。
企業などのオフィス内部に設置され、主にオフィス内の内線電話の制御、外線電話の公衆回線への接続などの電話に関わる機能を制御する役割を果たしています。

そのPBXは、音声信号をデジタル処理するデジタルPBXが主流。
設置すれば、特定の電話を呼び出せるダイヤルインや短縮ダイヤル、不在転送、指定呼び出しなどの様々な機能を利用ができるようになります。

また、現在ではIP電話を利用するための「IP-PBX」や、クラウドサービスを利用した「クラウドPBX」も注目され、多くの企業で導入されています。

2.PBXとビジネスフォンの違いを解説!

一般的にオフィスでは「ビジネスフォン」が主に利用されますが、PBXと何が違うのか?

PBXとビジネスフォンの違いとは?

PBX、ビジネスフォンともに、外線・内線電話、転送など基本的な機能は同じですが、電話システムとしてはPBXとビジネスフォンは別なものとして、それぞれで別々の機器が提供されています。

ただし、ビジネスフォンもある意味PBXの一つといえ、ほとんどのオフィスで利用されるのはビジネスフォンです。

そこで、PBXとビジネスフォンの一番の相違点は何かといえば、主装置に接続できる「電話機の数」。

その接続できる電話機の数によって、導入するオフィスの規模は単純に、

  • PBX:中規模~大規模オフィス向け
  • ビジネスフォン:小規模~中規模オフィス向け

と、利用する環境によって向いている機器が異なるのです。その他の細かい違いは以下の通り。

PBX ビジネスフォン
オフィスの規模 中規模~大規模のオフィス 小規模~中規模オフィス
接続できる電話機の数 ~300台 300台以上
求められる機能 ・発信/着信/転送
・留守番電話(ボイスメール)
・ドアホンなどの外部装置の接続 etc
左記の機能の他に、
・複数拠点間の内線通話
・パソコンとの連携
・ビデオ会議など外部システムとの連携 etc
収容できる外線の種類 ・アナログ回線
・ISDN回線(INS64、INS1500)
・IP回線
・アナログ回線
・ISDN回線(INS64、INS1500)
・IP電話
収容できる内線の種類 ・多機能電話機
・一般電話機(長距離通話含む)
・IP回線
・ISDN回線
・PHS
・多機能電話機
・一般電話機
・IP回線
・PHS

以上のように、大きな違いは接続できる電話機の数となり、その他の部分では同じような機能が利用できるものの、複数の拠点間で内線通話を行うためにはPBXの導入が必要になります。

システムの安全性の違い

また、以上の違いの他にシステムの安全性に違いがあります。
その安全性に大きく関係するのが「CPU」

PBX・ビジネスフォンの主装置には、「ユニット」と呼ばれる基盤が組み込まれ、その中の一つが「CPUユニット」。
ビジネスフォン全体の制御を行なう心臓部にあたる重要なユニットです。

◇ビジネスフォンの場合
まず、ビジネスフォンの場合、CPUの二重化に対応していないため、CPUが故障してシステムダウンしてしまうと電話システム自体が使えなくなってしまいます。

また、大きな部分ではPBXに比べると耐久性が劣り、さらにバッテリーは増設しても停電時は3時間程度の稼働が限界。

◇PBXの場合
一方のPBXは、CPUが二重化対応しているため、一つのCPUが故障しても、もう一つは稼働し続けるためシステムダウンはしません。

また、CPU以外にもメモリ、ディスク、HW、電源系基板などのユニットも二重化されています。
さらに、PBXはバッテリーを増設すれば1日程度の停電なら対応可能。

以上のように、トラブルの際の安全性はPBXの方が優れているので、コールセンターなど多くの回線を利用する環境ではPBXの利用が必須となります。

3.まとめ

今回は、PBXの説明に合わせてビジネスフォンとの違いを中心に説明をご覧いただきました。

大きな違いは接続できる電話機の台数。単純に、

  • 300台以上の電話機を利用する大企業は「PBX」
  • 1台~300台程度の電話機を利用する中小企業は「ビジネスフォン」

と、それぞれ接続する電話機の数によって導入する機器が異なります。

また、全国に複数拠点を構えている企業でもPBXが利用され、各拠点間で内線通話が可能となり、通信コストの削減に貢献してくれます。

ここでは、PBXとは何なのか、ビジネスフォンとの違いだけでもご理解いただければ幸いです。

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